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雲笈七籤Seven Slips from the Bookbag of the Clouds (Yunji qiqian)

別称
小道蔵, 七籤
著者・伝授
張君房
時代
北宋 · 張君房は天禧三年(1019)に『大宋天宮宝蔵』を編み終えたのち、その精要を抄出して本書を編纂し、おおよそ天聖年間(1023~1032)に仁宗へ進呈した。
道蔵の部類
太玄部
収録
『正統道蔵』太玄部
分類
類書
巻数
百二十二巻(原本は百二十巻)

解題

『雲笈七籤』は北宋の張君房が『大宋天宮宝蔵』の校修をふまえて編纂した道教類書である。「雲笈」とは道書を収める箱を意味し、「七籤」は三洞四輔七部を指すことから、「小道蔵」とも称される。全書百二十二巻、道徳・混元・天地・日月星辰・十洲三島・二十八治・洞天福地・道教本始・経教相承・秘要訣法・雑修摂・斎戒・説戒・雑法・諸家気法・金丹・内丹・方薬・符図・庚申・尸解・諸真語録・讃頌・紀伝などの門類に分かれ、北宋以前の道経数百種を抄録し、後世に散逸した文献(『老子中経』『太清中黄真経』をはじめ多種の初期気法・伝記など)を大量に保存している。取材が精緻で分類も明快であることから、道蔵を読み進める上で最も重要な入門書であり、唐宋以前の道教史料の宝庫でもある。正統道蔵本、四部叢刊影明本があり、今日は李永晟点校本が広く用いられる。

中心思想

  • 三洞四輔七部経教の精要摘編
  • 道教宇宙論・洞天福地・神仙譜系の集成
  • 気法・内外丹・斎戒諸術の総覧
  • 多数の佚経と伝記の保存

構成

百二十二巻。数十部に分かれる(道徳部、混元混洞開闢劫運部、天地部、日月星辰部、十洲三島部、洞天福地部、経教相承部、道教三洞宗元部、秘要訣法部、雑修摂部、斎戒部、諸家気法部、金丹部、内丹部、方薬部、紀伝部、讃頌部など)。

版本

  • 正統道蔵本
  • 四部叢刊影明張萱清真館本
  • 李永晟点校『雲笈七籤』(中華書局、2003年)
  • 蔣力生ら校注本

原文とオンライン資料

関連経典

無上秘要, 『三洞珠嚢』, 正統道蔵, 『老子中経』

関連人物

張君房, 宋の真宗, 王欽若(付)
参考文献
  1. 《云笈七签》张君房序
  2. 李永晟点校本前言,中华书局 2003
  3. 陳国符『道蔵源流考』
  4. 维基百科「云笈七签」条