大宋天宮宝蔵Precious Canon of the Celestial Palace of the Great Song
- 別称
- 天宮宝蔵
- 著者・伝授
- 張君房, 王欽若ら
- 時代
- 北宋 · 宋の真宗の勅により修され、王欽若が総領し張君房が事を主宰して、天禧三年(1019)に成書、四千五百六十五巻。原蔵は既に佚す。張君房は別にその中から『雲笈七籤』を摘編した。
- 道蔵の部類
- 道蔵(佚)
- 収録
- 既に佚す(『雲笈七籤』がその精華の摘編である)
- 分類
- 道蔵叢書
- 巻数
- 四千五百六十五巻
解題
『大宋天宮宝蔵』は北宋前期に国家が編修した道蔵である。宋の真宗は道教を崇め(天書封禅、聖祖趙玄朗を奉祀する)、王欽若に道書の校修を総領させ、張君房が実際にこれを主宰し、杭州に局を設けて、天禧三年(1019)に四千五百六十五巻を編み上げ、七蔵を書写して宮観に分置した。この蔵もまた亡佚したが、張君房が編蔵の余暇に「雲笈七部の英を掇り、宝蘊諸子の奥を略す」として、その精要を撮って『雲笈七籤』百二十巻を編み進呈したため、北宋道蔵の規模・分類・主要な内容はこれによって保存されることとなった。『雲笈七籤』はそれゆえ「小道蔵」と称され、今日、宋以前の道教文献を知る上で最も重要な窓口の一つとなっている。この蔵はまた中国の道蔵が写本から刻本へと移行する過渡期にも当たり、その後徽宗朝の『政和万寿道蔵』はこれを基礎として初めて雕版印行され、道蔵刊刻の時代の幕を開いた。
中心思想
- 北宋前期に国家が編修した道蔵
- 張君房が事を主宰、四千五百六十五巻
- 『雲笈七籤』はその精華の摘編
- 「小道蔵」として宋以前の文献の姿を保存
- 写本の道蔵から刻本の道蔵への過渡
構成
三洞四輔に従って編次し、七蔵を書写して宮観に分置した。
版本
- 原蔵は佚す。『雲笈七籤』百二十巻がその精要を存する。
注疏
- 陳国符『道蔵源流考』に詳しい考証がある
原文とオンライン資料
関連経典
雲笈七籤, 政和万寿道蔵, 開元道蔵関連人物
張君房, 宋の真宗, 王欽若(付)参考文献
- 陳国符『道蔵源流考』
- Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
- 任继愈主编《道藏提要》
- 《宋史·真宗本纪》与张君房《云笈七签》序