『張三丰全集』Complete Works of Zhang Sanfeng
- 別称
- 『張三丰先生全集』, 『三豊全集』
- 著者・伝授
- 張三丰, 李西月
- 時代
- 清(輯刊) · 元明の際の張三丰撰と題するが、清の道光二十四年(1844)に李西月(涵虚)が重編・刊行したもので、多くは後人の仮託による。
- 道蔵の部類
- 蔵外
- 収録
- 蔵外(『道蔵輯要』畢集に収める)
- 分類
- 丹経
- 巻数
- 八巻
解題
『張三丰全集』は、清代の李西月が編纂した張三丰著作総集で、八巻からなり、『大道論』『玄機直講』『玄要篇』『道言浅近説』、『無根樹』詞二十四首、『金丹詩』『雲水集』および『三豊先生伝』『顕跡』などを収める。張三丰は元末明初の伝説的人物で、明の成祖はしばしば訪ねたが会えなかったといい、歴代の朝廷に尊崇され、その名に仮託した著作は極めて多く、この全集に収められたものの多くも明清の丹家による仮託とされ、学者の多くは張三丰その人の親撰ではないと考えている。集中の『大道論』は三教同源・性命双修を主張し、『無根樹』は詞をもって丹法を詠じ、最も広く流布した。李西月はみずから張三丰の伝授を受けたと称して「西派」を創始し、この全集は明清の「三丰派」と「西派」の丹法を知るための核心的資料であり、武当道教が三豊を推尊する文献的根拠でもある。
中心思想
- 三教同源、性命双修
- 『無根樹』丹詞二十四首
- 玄機直講・道言浅近の平実な丹法
- 張三丰像の構築と西派の伝承
構成
八巻:伝記、顕跡、大道論、玄機直講、玄要篇、無根樹、雲水集など。
版本
- 道光李西月編刻本
- 『道蔵輯要』本
- 方春陽点校『張三丰全集』(浙江古籍 1990)
訳本
- Thomas Cleary による部分英訳(Vitality, Energy, Spirit)
原文とオンライン資料
関連経典
『道蔵輯要』, 『無根樹』関連人物
張三丰, 李西月参考文献
- 方春阳点校《张三丰全集》前言
- 黄兆汉《明代道士张三丰考》
- 维基百科「张三丰」条