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玄都宝蔵(元)Precious Canon of the Mysterious Metropolis (Yuan)

別称
元玄都宝蔵, 宋徳方道蔵
著者・伝授
宋徳方, 秦志安ら
時代
元 · 元の全真道士宋徳方(1183年—1247年)が主宰し、平陽(今の山西省臨汾)の玄都観を中心とし、おおむね乃馬真后三年(1244年)に刊成、七千八百余巻。至元十八年(1281年)、元の世祖が道経の焚毀を命じ、この蔵は大部分が亡佚した。
道蔵の部類
道蔵(佚)
収録
散佚(元代の焚経の後、零本のみが現存)
分類
道蔵叢書
巻数
七千八百余巻

解題

元『玄都宝蔵』は歴史上最大規模の道蔵である。全真の道士宋徳方(号は披雲子、丘処機の弟子)が1237年から主宰し、平陽の玄都観を総局とし、全真教団を動員して山西・陝西などに二十七の分局を設け、数年をかけて刊成した。全七千八百余巻で、金蔵よりさらに千巻余り増加している。秦志安らもこの事業に参与した。山西の永楽宮、龍山石窟などの全真文化の遺跡は、この時期の教勢と関わりがある。しかし元の憲宗・世祖両朝における仏道論争(1255年—1258年、1281年)で道教はたびたび敗れ、至元十八年(1281年)にフビライは詔を下して『道徳経』を除くすべての道経を焼却し経版を破壊させた。この蔵は壊滅的な打撃を受け、今日ではごくわずかな元刊の零本(日本・中国の一部の館蔵残巻など)が残るのみである。この事件は道教史上最も深刻な文献の災難であり、また明の『正統道蔵』編纂の際に多くの経典がすでに探し求めることができなくなる直接の原因ともなった。それゆえ元蔵の規模と内容は道教文献学における重大な遺憾事となっている。

中心思想

  • 歴史上最大規模の道蔵、七千八百余巻
  • 全真教団の組織、平陽玄都観を総局とする
  • 宋徳方が主宰し、秦志安らが参与
  • 1281年に元の世祖が経を焼き版を破壊
  • 道教史上最も深刻な文献の災難

構成

三洞四輔に依って編次し、千字文で函を編んだ。

版本

  • 原蔵はすでに散佚。元刊の零本残巻のみが現存

注疏

  • 陳国符『道蔵源流考』に詳しい考証がある

原文とオンライン資料

関連経典

大金玄都宝蔵, 正統道蔵, 『金蓮正宗記』

関連人物

宋徳方, 丘処機, 陳国符
参考文献
  1. 陳国符『道蔵源流考』
  2. Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
  3. 《元史·释老传》与佛道辩论相关记载
  4. 任继愈主编《道藏提要》