道蔵闕経目録Catalogue of Scriptures Missing from the Daoist Canon
- 別称
- 闕経目録
- 著者・伝授
- 撰者不詳(明)
- 時代
- 明 · 明人編、二巻、『正統道蔵』太平部に収める。当時すでに書名が知られていたが蔵に収められなかった道経を著録する。
- 道蔵の部類
- 太平部
- 収録
- 正統道蔵 太平部
- 分類
- 道蔵叢書
- 巻数
- 二巻
解題
『道蔵闕経目録』二巻は、『正統道蔵』太平部に収められ、明代の編蔵時にすでに書名は知られていたが実物を探し出せず、そのため蔵に収められなかった道経を専ら著録するもので、数百種に及ぶ。この目録の編纂そのものが、元代の焚経の厄の直接の結果である——大量の宋元道経は至元十八年(1281年)の焚経以後散佚し、明蔵の編纂者は旧目や他書の引用に依拠してその書名を残すほかなかった。したがって、この目録は宋元道教文献の散佚状況を考察する上で鍵となる資料であり、学者はその書名を『雲笈七籤』『三洞珠嚢』『無上秘要』などの類書が引く佚文と照合することで、一部の失われた道経の内容と性質を推知することができる。著録されたもののうち一部は後に敦煌写本、『道蔵輯要』『藏外道書』あるいは日本・韓国が所蔵する漢籍の中で再発見され、この目録の検索価値をさらに際立たせている。陳国符『道蔵源流考』にはこの目録に関する専門的な考訂があり、道教文献学に必備の工具書である。
中心思想
- 明蔵未収の既知道経数百種を著録
- 元代の焚経の厄の直接の結果
- 宋元道経散佚を考察する鍵となる資料
- 類書の佚文と照合して内容を推知できる
- 陳国符『道蔵源流考』による専門的考訂
構成
二巻、書名により著録する。
版本
- 正統道蔵本
- 『中華道蔵』本
注疏
- 陳国符『道蔵源流考』の考訂
原文とオンライン資料
関連経典
正統道蔵, 玄都宝蔵(元), 『三洞珠嚢』, 無上秘要関連人物
陳国符参考文献
- 陳国符『道蔵源流考』
- Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
- 任继愈主编《道藏提要》
- 朱越利《道藏分类解题》