ホーム経典 › 霊宝領教済度金書

霊宝領教済度金書Golden Book of Salvation according to the Lingbao Tradition

別称
済度金書
著者・伝授
寧全真,
時代
南宋—元 · 寧全真が授け、林霊真(1239―1302)が編纂したと題し、元初に成書した。道蔵の中で最も巻帙の大きな科儀書である。
道蔵の部類
洞玄部威儀類
収録
正統道蔵 洞玄部威儀類
分類
科儀
巻数
全三百二十一巻(原本は三百二十巻)

解題

『霊宝領教済度金書』は道蔵中最も巻数の多い科儀総集であり、東華派の寧全真が授け、温州の林霊真が編集したと題し、三百二十一巻からなる。全書は南宋以来の霊宝斎醮のあらゆる儀範を集大成しており、黄籙大斎、金籙斎、玉籙斎、九幽斎など各種斎醮の壇式図、科儀次第、章表文検、符籙法印、存思の秘訣、諸神の班位、斎官の職掌、および煉度、施食、開通道路、破獄、沐浴、朝真、謝恩などの各科の詳細な文を収め、巻帙は浩瀚でありながら分類は精緻を極める。林霊真は南宋末の東華派の宗師であり、本書は東華派と霊宝斎法の最後の総括であるとともに、元明以後の正一派黄籙斎科の直接の源流でもあり、宋元道教の儀礼、文書制度、神譜を研究するための第一次資料である。

中心思想

  • 霊宝斎醮儀範の全面的な集成
  • 斎壇の図式、章表文検、法印符籙
  • 煉度・施食など諸科
  • 東華派と元明正一科儀の架け橋

構成

三百二十一巻、斎醮の類別と儀節によって分巻する。

版本

  • 正統道蔵本
  • 『中華道蔵』第38~40冊

原文とオンライン資料

関連経典

『上清霊宝大法』(金允中), 『上清霊宝大法』(王契真), 太上黄籙斎儀, 道門科範大全集

関連人物

寧全真, 林霊真
参考文献
  1. 任继愈主编《道藏提要》
  2. Judith Boltz, A Survey of Taoist Literature, 1987
  3. 陳国符『道蔵源流考』