万徳至善社Man Tak Chi Sin She
- 種類
- 宮観
- 所在地
- 中国香港 · 香港 · 九龍旺角 · 総壇は旺角登打士街2〜8号宝恒大厦A座25階。ほかに大埔分壇および大埔林村梧桐寨の万徳苑がある。
- 座標
- 22.3147, 114.1673 地図 ↗
- 流派
- 香港・澳門道壇体系, 全真龍門派, 全真教
- 創建
- 約1950年(一説に1950年10月) · 創設者の曾誠熾は全真龍門派第二十四代道長で、もとは広州観音山応元宮の住持であった。
概説
万徳至善社は広州観音山応元宮に由来する。1950年代初め、全真龍門派第二十四代道長である曾誠熾が呂祖の磁像を携えて香港に南来し、まず石硤尾に家壇を設けて扶乩を行い、後に社を立てた。呂純陽を主祀し、扶乩によって人々を済度することを特色とし、乩書『樵陽玉書』を刊行しており、戦後香港における乩壇のテキスト生成を研究する上で重要な事例である。1957年7月、万徳至善社は「港九道教総会」の結成を発起した七つの道堂の一つであった。現在は総壇(旺角)、西壇、大埔分壇を設け、大埔の林村梧桐寨には万徳苑を建立し、山林の中の道場・静修処としている。社では施与、就学助成、高齢者福祉なども兼営し、香港道教聯合会の属会である。このように内地の道長が神像を携えて南遷し、市街のビルに壇を立てた後に新界へと拠点を広げていく軌跡は、二十世紀中葉における粤港道堂の移転の典型的な様式である。
見どころ
- 曾誠熾が広州応元宮より南来
- 扶乩と『樵陽玉書』
- 大埔林村万徳苑
- 1957年七つの発起道堂の一つ