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内丹中派Central Lineage of Internal Alchemy (Zhongpai)

別称
中派, 李道純派, 先天派(黄元吉)
種類
学派
時代
元-清
創立
元代の李道純(十三世紀末から十四世紀初頭にかけて活動)が開創し、清代の黄元吉(生没年不詳、一説の1271-1355は誤伝とされる)が継起した
開祖
李道純
継承元
金丹派南宗
地域
江南(儀真、常州)などの地
存続
他派に融合 — 理論的な流派として全真教および近現代内丹学に吸収されている。黄元吉の著作は当代の内丹修習者の間で広く流布している。

概説

内丹中派は、元代の道士李道純が開創した、「守中」を核心とする内丹流派であり、後世、その立論が南北二宗のいずれにも偏らず「中」を宗旨としたことから「中派」と称された。李道純、字は元素、号は清庵、江蘇都梁の人。白玉蟾の弟子王金蟾に師事し、南宗の一系に属しながら全真の教法をも兼ね受けたため、元代にはすでに南北両宗合流の橋渡しとみなす者もいた。彼は『中和集』『三天易髓』『全真集玄秘要』などを著し、丹道は「中」を要とすべきであり、「中とは天下の大本なり」と主張し、「玄関一竅」をもって「中」を解し、守中こそが性命双修の鍵であるとした。儒家の『中庸』、仏教の中道、老荘の「守中」を一つに融合させ、「三教一家」の典範と称えられる。明代の尹真人(弟子が『性命圭旨』を撰す)、清代の黄元吉(『楽育堂語録』『道徳経講義』)はいずれも「中黄直透」「守中抱一」を強調しており、後世しばしば李道純とともに中派に帰される。中派には教団組織や系譜の伝承がなく、内丹学における理論的な派別に属し、その影響は主として丹経および近現代の内丹研究者(陳攖寧など)の整理を通じて受け継がれている。当代の内丹修習者はしばしば黄元吉の著作を中派の代表的な読本とする。

核心教義

「中」を丹道の枢紐とし、玄関一竅がすなわち「中」であるとし、守中こそが性命の本を得る道であるとする。性命双修を主張しつつ性を主とし、儒の中庸、仏の中道、道の守中を融合させる。「真常の道」「虚無一気」などの観念を提起し、三教帰一を力説した。李道純は、南宗の「先命後性」と北宗の「先性後命」はいずれも方便の法門であり、最終的には「中」をもって性命を統摂すると考えた。元代の内丹理論を調和させた重要な代表人物である。

修行と科儀

静坐守中・凝神玄関・調息して虚極静篤に至り、先性後命あるいは性命同煉を修する。黄元吉は「中黄直透」「凝神調息」を強調し、複雑な火候周天は主張しなかった。李道純の『中和集』は問答と図説によって丹法を闡述し、『周易』の卦象をもって火候を説明することを重んじ、禅坐・慎独と日常の心性涵養を併せ重んじた。

伝承

白玉蟾 → 王金蟾 → 李道純 → 弟子の柴元皋・蔡志頤ら。明代の尹真人一系による『性命圭旨』。清代の黄元吉は四川・江西で講学し、弟子が『楽育堂語録』を編んだ。連続した系譜は持たず、後人が理論的傾向によって分類したものである。陳攖寧は民国期に黄元吉の著作を推崇し、中派の思想が近現代の内丹研究者の間で影響を広げる契機となった。

主要経典

中和集, 『性命圭旨』, 楽育堂語録, 『道徳経講義』(黄元吉)

代表的な人物

李道純, 黄元吉
参考文献
  1. 维基百科:李道纯
  2. 李道纯《中和集》(《正统道藏》洞真部方法类)
  3. 卿希泰主编《中国道教史》第三卷第二章
  4. 胡孚琛主编《中华道教大辞典》,中国社会科学出版社,1995 年
  5. Fabrizio Pregadio (ed.), The Encyclopedia of Taoism, Routledge, 2008, “Li Daochun” 条