黄元吉Huang Yuanji
- 字・道号
- 名は裳, 字は元吉, 号は楽育堂主人
- 時代
- 清
- 生没年
- ? — ?
- 流派
- 全真龍門派
- 役割
- 内丹家講学者
- 出身地
- 豊城(現在の江西豊城)
生涯
黄元吉、名は裳、江西豊城の人。清代道光・咸豊年間の内丹家で、生没年は不詳である。その門人の記すところによれば、道光末年に四川富順(一説に自流井)において「楽育堂」を設けて十数年にわたり講学し、『道徳経』と内丹の学をもって門人に授け、その講稿は弟子によって輯録され『楽育堂語録』『道徳経講義』『道門語要』などとなった。黄元吉は「中黄直透」を主張し、「性命双修」を唱えつつ「玄関一竅」「守中」を要とし、理学の修養と丹道とを結びつけた。その言葉は平易であり、清代内丹「中派」の代表と見なされる。その著作は民国期に陳攖寧らによって表彰され、蕭天石によって『道蔵精華』に収められ、今日でも内外の内丹修煉者の間で広く流布している。元代浄明道の弟子である黄元吉(劉玉の弟子)とは別の時代の同名の人物である。
業績と影響
- 四川に楽育堂を設けて講学し、『楽育堂語録』を残した
- 「守中」をもって内丹を闡明し、清代中派の代表となった
- 『道徳経講義』は近代最も流行した丹道系老子注の一つである
著作
- 楽育堂語録
- 『道徳経講義』(道徳経注釈)
- 『道門語要』
伝説
民間には彼が「三百歳まで生きた」などの説が伝わるが、これは伝説に属する。
参考文献
- 『楽育堂語録』
- 萧天石编《道藏精华》
- 卿希泰主编《中国道教史》第四卷
- 维基百科"黄元吉"条目