『性命圭旨』Principles of the Balanced Cultivation of Nature and Life (Xingming guizhi)
- 別称
- 『性命双修万神圭旨』
- 著者・伝授
- 尹真人高弟(佚名)
- 時代
- 明 · 「尹真人高第弟子」の撰と題され、万暦四十三年(1615)に初刻されたが、実際の成立は明中後期とされる。
- 道蔵の部類
- 蔵外
- 収録
- 蔵外(『道蔵輯要』畢集に収める。正統道蔵には未収)
- 分類
- 丹経
- 巻数
- 四集(元・亨・利・貞)
解題
『性命圭旨』は明代内丹学でもっとも流行した図解書で、「尹真人高第弟子」の撰と題され、元・亨・利・貞の四集に分かれる。元集は総論であり、大量の図像(大道説・性命説・死生説・邪正説・三聖図・普照図・時照図・内照図など)をもって性命双修の理を明らかにし、「性命兼修、先性後命」を主張する。亨・利・貞の三集は順を追って「九節口訣」を述べる。すなわち涵養本原・安神祖竅・蟄蔵気穴・天人合発・乾坤交媾・霊丹入鼎・嬰児現形・移神内院・本体虚空であり、附図は五十余幅に及び、儒仏道三教の説を融合し、文と図がともに備わっている。その体系性と直観性のゆえに、明清以来の内丹入門書としてもっとも広く読まれる書となり、民間の気功にとくに大きな影響を与えたが、「三教雑糅」であるとしばしば批判もされる。
中心思想
- 性命双修、先性後命
- 九節口訣の完全な行程
- 図解によって内丹の身体観を説く
- 三教合一
構成
四集。元集は総論および諸図、亨集は口訣第一節から第三節、利集は第四節から第六節、貞集は第七節から第九節。
版本
- 万暦棣鄂堂刻本
- 『道蔵輯要』本
- 上海古籍出版社影印本
- 傅鳳英注訳『性命圭旨』(中華書局 2012)
訳本
- Daniel Burton-Rose の部分的研究、Catherine Despeux によるフランス語研究
原文とオンライン資料
関連経典
悟真篇, 中和集, 金仙証論, 『道蔵輯要』参考文献
- 傅凤英《性命圭旨》校注前言
- 任继愈主编《道藏提要》
- 维基百科「性命圭旨」条