陳致虚Chen Zhixu
生涯
陳致虚、字は観吾、号は上陽子、江西廬陵の人。元代内丹学集大成者の一人である。四十歳の時(約1329年)に趙友欽(縁督子)に遇い丹法を伝えられ、自ら全真北宗と張伯端南宗の伝を兼ね承けたと称し、「金丹の道、南北は一なり」と主張し、内丹「南北宗」合流の系譜を明確に提示した。『金丹大要』十六巻を撰し、精気神・鼎炉薬物・火候などを体系的に論じ、あわせて陰陽双修の説も取り入れた。また『周易参同契』『悟真篇』『度人経』などに注し、弟子はきわめて多かった。陳致虚は「性命双修」を宗とし、あわせて伝承と口訣を重んじ、元明丹道において最も影響力のある著作家の一人であった。没年は不詳であるが、明初にはなお在世していた。
業績と影響
- 『金丹大要』を著し、元代内丹学の体系的総括をなした
- 南北宗合流の丹道系譜を確立した
- 『参同契』『悟真篇』に注し、丹経の経典化を推進した
著作
- 金丹大要
- 『周易参同契分章注』
- 『悟真篇三注』(薛道光・陸墅との合著)
- 『元始無量度人上品妙経注解』
- 『太上洞玄霊宝無量度人上品妙経注』
参考文献
- 《金丹大要》(道藏)
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
- 维基百科"陈致虚"条目