陳景元Chen Jingyuan
生涯
陳景元、字は太初、号は碧虚子は、北宋の著名な道教学者である。若くして建昌高安県の天慶観に入って出家し、のちに天台山の張無夢に学んで陳摶一系の伝を得、また鴻蒙先生から『道徳』『南華』の深旨を受けた。熙寧元年(1068)、神宗に召見され、自ら注した『道徳経』を進呈して「真靖大師」の号を賜り、建隆観に住して宮廷の道経を校訂するよう命じられ、北宋道教における官撰経典校訂の主たる学者となった。彼の著した『道徳真経蔵室纂微篇』『南華真経章句音義』『南華真経章句余事』『西升経集注』『元始無量度人上品妙経四注』『冲虚至徳真経釈文』などは、前人の注疏を広く収めつつ自らの見解によって取捨したものであり、宋代道教経典詮釈の集大成というべき著作である。その思想は老荘の自然無為を本としつつ重玄および理学をも兼ね採り、宋代老学における重要な一家をなす。紹聖元年(1094)に没した。
業績と影響
- 『道徳経』『荘子』『西升経』『度人経』などに注し、北宋道教経典詮釈の代表となった
- 神宗の命により宮廷の道経を校訂した
著作
- 『道徳真経蔵室纂微篇』
- 『南華真経章句音義』
- 『南華真経章句余事』
- 『西升経集注』
- 『元始無量度人上品妙経四注』
- 『冲虚至徳真経釈文』
- 『上清大洞真経玉訣音義』
参考文献
- 薛致玄《道德真经藏室纂微开题科文疏》
- 维基百科:陈景元
- 卿希泰主编《中国道教史》第二卷