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鮑姑Bao Gu

字・道号
鮑潜光, 鮑仙姑
時代
東晋
生没年
約309年 — 約363年
役割
女冠医家灸法家
出身地
東海(一説には上党)
活動地
羅浮山

生涯

鮑姑は名を潜光といい、東晋の南海太守鮑靚の娘で、葛洪の妻である。中国医学史上記録に残る最古の女性灸法家の一人とされる。父に従って道を学び、後に葛洪に嫁ぎ、夫とともに羅浮山・広州一帯で修道し医を行った。とりわけ艾灸に精通し、越秀山産の紅脚艾をもって腫瘍・疣を治療するのに巧みで、「一灼すれば即ち消える」といわれた。嶺南の民間では彼女を「鮑仙姑」と称し、広州三元宮内には鮑姑祠・鮑姑井(虬龍井)があり、その遺跡と伝えられている。鮑姑の事跡は多く後出の地方志や道書、たとえば『太平広記』『南海県志』などに見られ、正史には伝がなく、生没年も不詳で、ここに挙げるものは後人の推定による。彼女と葛洪の医学の結びつきは道教医薬伝統の著名な事例であり、『肘後備急方』中の灸法もあるいは彼女に関係するものかもしれない。

業績と影響

  • 艾灸によって人々を救い、中国最古の女性灸法の名家となった
  • 葛洪とともに道教医薬を実践した

伝説

伝説によれば、鮑姑は羅浮山で丹を煉って道を得たという。また老婆に姿を変え、艾灸によって少女の疣を取り除いたとも伝えられる。

参考文献
  1. 维基百科:鲍姑
  2. 《太平广记》引《广异记》
  3. 《晋书·艺术传·鲍靓》(附)
  4. 广州三元宫鲍姑祠碑记