『陰真君還丹歌注』Commentary on the Song of the Reverted Elixir of the Perfected Yin
- 別称
- 『陰真君還丹歌』, 陰長生還丹歌
- 著者・伝授
- 陰長生
- 時代
- 唐〜宋 · 歌は漢の陰長生の作に仮託され、注は「陳摶」の名を冠する(仮託とも言われる)。おおよそ唐末から北宋にかけて成る。
- 道蔵の部類
- 洞真部玉訣類
- 収録
- 正統道蔵 洞真部玉訣類
- 分類
- 丹経
- 巻数
- 一巻
解題
『陰真君還丹歌注』は漢代の仙人陰長生に仮託された丹歌と、陳摶の名を冠した注釈からなり、外丹から内丹への過渡期の文献である。歌は七言をもって還丹の法を述べ、その語は鉛汞・龍虎・火候に及び、外丹炉火の解釈としても読める。注はこれを明確に人身の精気、坎離の交媾によって解し、「身を炉鼎とし、心腎を薬物とす」と説き、唐末五代における内丹興起の時期に旧来の丹経が再解釈されたことを代表する。本篇は分量こそ短いが特殊な位置を占め、プレガディオ(Pregadio)らは「内丹と外丹の転換」を観察するための典型的資料と見なしている。
中心思想
- 外丹歌訣の内丹的解釈
- 身を炉鼎とし、心腎を薬とする
- 唐宋の間における丹道の転型
構成
七言歌一篇、注を附す。
版本
- 正統道蔵本
注疏
- 陳摶注と題す
原文とオンライン資料
関連経典
『太清金液神丹経』, 周易参同契, 『鍾呂伝道集』関連人物
陰長生, 陳摶参考文献
- 任继愈主编《道藏提要》
- Fabrizio Pregadio & Lowell Skar, 'Inner Alchemy (Neidan)', in Daoism Handbook, 2000