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悟真直指Direct Pointers to Awakening to Reality

別称
『悟真篇直指』, 劉一明『悟真直指』
著者・伝授
劉一明
時代
清 · 劉一明(1734—1821)の撰で、乾隆末(1790年前後)の成立、『道書十二種』に収める。
道蔵の部類
蔵外
収録
蔵外(『道書十二種』)
分類
丹経
巻数
四巻

解題

『悟真直指』は清代龍門派の丹家劉一明(号は悟元子)による張伯端『悟真篇』への注解であり、その『道書十二種』の一つである。劉一明は「性命双修」「先天真一の炁」を綱とし、詩詞を逐首解釈し、『悟真篇』に説かれる薬物・鼎炉・火候はいずれも喩言であるとし、「金丹すなわち人の本来の先天真一の炁なり」と主張し、房中・炉火や身体の部位に執着して丹を解することに反対し、「返還」を要として、「剛柔中正」を工夫とすることを主張し、あわせて儒家の中庸・仏家の明心の理をもって相互に照らし合わせている。その注文は明白暢達で、『参同直指』『陰符経注』『周易闡真』とともに一貫した丹道の体系を構成し、清代の内丹注疏のうちもっとも影響の大きなものの一つである。

中心思想

  • 金丹すなわち先天真一の炁
  • 薬物・鼎炉はいずれも喩言であり、着相に反対する
  • 剛柔中正の返還の工夫
  • 三教一理

構成

四巻、『悟真篇』の律詩・絶句・詞・歌に逐首注釈を施す。

版本

  • 『道書十二種』本(清刻)
  • 『蔵外道書』第八冊
  • 羽者ら校注『道書十二種』(書目文献出版社 1996)

訳本

  • Thomas Cleary, Understanding Reality (1987) は劉注をも訳す

原文とオンライン資料

関連経典

悟真篇, 道書十二種, 周易闡真

関連人物

劉一明, 張伯端
参考文献
  1. 《道书十二种》
  2. Thomas Cleary, Understanding Reality, 1987
  3. 维基百科「刘一明」条