政和万寿道蔵Wanshou Daoist Canon of the Zhenghe Era
- 別称
- 万寿道蔵, 政和道蔵
- 著者・伝授
- 宋徽宗勅修, 元妙宗、王道堅ら校
- 時代
- 北宋 · 宋の徽宗が政和年間(1111—1118)に勅を下して修させ、福州閩県(現在の福建省福州)で雕版刊行し、五千四百八十一巻、五百四十函からなる。中国最初の雕版印刷による道蔵であり、原刻はすでに佚している。
- 道蔵の部類
- 道蔵(佚)
- 収録
- 既に佚す(残葉と転録本によって考証可能)
- 分類
- 道蔵叢書
- 巻数
- 五千四百八十一巻、五百四十函
解題
『政和万寿道蔵』は中国史上最初に雕版印行された道蔵で、画期的な意義を持つ。宋の徽宗は自ら「教主道君皇帝」と号し、道教を大いに興し、人を遣わして道経を捜し求め校訂させ、福州閩県の万寿観において開雕し、政和年間(1111—1118)に竣工した。全部で五千四百八十一巻、五百四十函からなり、千字文をもって番号を付けた。この千字文函号の制度は、その後の金・元・明歴代の道蔵に踏襲され、道蔵編目の標準的な方式となった。雕版印行によって道経の複製と流通は手写の制約から解放され、その規模と伝播の範囲は大きく増大し、また後世の道蔵のテキストも相対的に安定することとなった。この蔵の原刻はすでに現存しないが、金の『大金玄都宝蔵』はその経版を基礎として増補し、元・明の道蔵もこれを転々と継承したため、『正統道蔵』の相当部分のテキストは政和本にまで遡ることができる。福州における刊刻の事実は、北宋期の東南地方における雕版業の発達をも反映している。
中心思想
- 最初に雕版印刷された道蔵
- 五千四百八十一巻、五百四十函
- 千字文函号による編目制度を創始
- 福州閩県の万寿観で開雕
- 金元明歴代の道蔵の基礎となる
構成
三洞四輔に従って編次し、千字文をもって函号を付す。
版本
- 原刻は佚す。テキストは金元明の道蔵を経て転々と伝承された。
注疏
- 陳国符『道蔵源流考』に詳しい考証がある
原文とオンライン資料
関連経典
大宋天宮宝蔵, 大金玄都宝蔵, 正統道蔵関連人物
宋徽宗, 林霊素, 陳国符参考文献
- 陳国符『道蔵源流考』
- Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
- 任继愈主编《道藏提要》
- 维基百科「道藏」条