邵以正Shao Yizheng
生涯
邵以正、号は承康子、雲南昆明の人。劉淵然の弟子で、明代前期における朝廷道教の指導者。宣徳年間に師に従って上京し、朝天宮を主宰した。正統年間に英宗の命を受けて『道蔵』の校刊全体を総領し、正統九年(1444)に『正統道蔵』五千三百五巻を完成させ、天下の宮観に頒賜した。これが現存する『道蔵』の主体をなす。景泰年間に「妙悟静虚弘済真人」に加封され、天下の道教事を掌った。天順六年(1462)に没した。邵以正の貢献は主として『道蔵』の最終校刊と頒行を完成させた点にあり、道教文献の保存に決定的な貢献をなした。『正統道蔵』刊行後、各地の勅賜宮観がその全帙を収蔵できるようになり、道教文献はこれによって安定して今日まで伝わることとなった。彼の仕事は道教史における文献保存の重要な画期の一つである。
業績と影響
- 『正統道蔵』を総校し、刊行を主宰した
- 劉淵然の後を継ぎ、天下の道教事を掌った
- 真人に加封され、雲南出身の道士としては明の朝廷における最高の地位を示した
著作
- 正統道蔵(総校)
参考文献
- 《明史·方伎传》
- 陳国符『道蔵源流考』
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷