姫志真Ji Zhizhen
生涯
姫志真、陝西臨潼の人で、元代の全真道士。儒家の出身で経史に博く通じ、中年で出家し、清和真人尹志平に師事し、後に祁志誠らに重んじられ、長く終南山重陽宮および関中の教務を主宰した。彼は詩文をもって世に名高く、著書に『雲山集』八巻があり、詩・詞・賦・序・記などの体裁を備え、多くは全真教義と宮観の営建に関わり、元代の全真教が関中で行った活動を研究する上で重要な資料となっている。姫志真は儒道相通を主張し、「知常」の号を用いたが、これは『道徳経』の「常を知るをこれ明という」の句に由来する。1268年に卒した。その文集に記された重陽宮の建設、関中の道観分布、地方の官吏との往来は、元代全真教の陝西における社会的基盤を研究する直接の資料を提供している。
業績と影響
- 重陽宮を主宰し、関中の全真教務を推し進めた
- 『雲山集』により元代全真教の史料を保存した
- 儒者の身分をもって入道し、全真教が士人を取り込む趨勢を体現した
著作
- 『雲山集』
参考文献
- 《云山集》(道藏)
- 《甘水仙源录》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷