傅金銓Fu Jinquan
生涯
傅金銓は、号を済一子といい、江西金渓の人で、清の嘉慶・道光年間の内丹家である。生没年は詳らかでないが、長らく四川で活動した。彼は『証道秘書』十七種(1830年前後)を輯刻し、『呂祖五篇注』『赤水吟』『心学』『杯溪録』『道海津梁』などを収めた。性命双修を主張しつつ、あわせて陰陽栽接の説をも取り入れており、清代における双修丹法を四川に伝播させた人物とされる。傅金銓の思想は龍門と浄明とを兼ね容れ、呂祖信仰と勧善を重んじており、その編刻した丹経は四川、江西一帯に広く流布した。清代四川の丹道と李西月西派の前史を研究する上で重要な人物である。その著述は民国期に『道蔵輯要』続編の編者や丹道刊行物によって転載されており、近代の丹道研究者の間では、その真偽と流派の帰属について今なお議論がある。
業績と影響
- 『証道秘書』を輯刻し、清代の丹経を保存
- 四川において双修丹法を伝播させ、西派に影響を与えた
- 龍門と浄明を兼ね容れ、呂祖信仰を推進
著作
- 『証道秘書』(編)
- 『赤水吟』
- 心学
- 『杯渓録』
- 『道海津梁』
参考文献
- 《证道秘书》(藏外道书)
- 卿希泰主编《中国道教史》第四卷
- 维基百科"傅金铨"条目