『高上玉皇心印妙経』Jade Emperor's Mind Seal Scripture
- 別称
- 『心印経』, 『玉皇心印経』, 『心印妙経』
- 著者・伝授
- 佚名
- 時代
- 宋 · おおむね北宋から南宋にかけて出たもので、玉皇信仰および内丹の興隆と時期を同じくする。
- 道蔵の部類
- 洞真部本文類
- 収録
- 正統道蔵 洞真部本文類
- 分類
- 丹経
- 巻数
- 一巻、四言五十句二百字
解題
『心印経』は全文二百字、四言韻語であり、道教でもっとも簡明な内丹の総綱であって、全真教は早課の日課の誦経に列している。経文は「上薬三品、神と気精」に始まり、精を存し、気を養い、神を守るという三者の「恍恍惚惚、杳杳冥冥」たる煉養の要旨を説き、「風を回らして混合すれば、百日にして功霊なり」「一たび得れば永く得る」といい、人が万遍を誦持しその意を黙会すれば、「宇宙は手のうちにあり、万化は身より生ず」に至りうるとする。精・気・神の三宝と百日筑基についてのその表現は、後世内丹理論の綱領的文献とみなされ、注本には元陽子、清の劉一明などがある。玉皇の説と託されるため、洞真部に列せられる。
中心思想
- 上薬三品、神と気精
- 存無守有、回風混合
- 一得永得、自然身軽
- 百日筑基
構成
一巻、五十句二百字。
版本
- 正統道蔵本
- 全真日誦功課経本
- 『道蔵輯要』本
注疏
- 劉一明『心印経注』
- 元陽子注
訳本
- Eva Wong 英訳
- Livia Kohn 英訳
原文とオンライン資料
関連経典
太上老君説常清静経, 『黄帝陰符経』, 『玄門日誦早晩功課経』関連人物
劉一明参考文献
- 任继愈主编《道藏提要》
- 闵智亭《道教仪范》