道蔵精華録Record of the Essence of the Daoist Canon
- 別称
- 道蔵精華録百種
- 著者・伝授
- 丁福保(1874—1952)
- 時代
- 近代 · 丁福保編、1922年に上海医学書局が刊行。道書百種を選録することから『道蔵精華録百種』とも称される。
- 道蔵の部類
- 近代道書叢刊
- 収録
- 近代叢刊(藏外)
- 分類
- 道蔵叢書
- 巻数
- 一百種
解題
『道蔵精華録』は近代の著名な蔵書家・医学者丁福保が編んだ道書選集で、1922年に彼が経営する上海医学書局から刊行された。明『道蔵』およびその他の典拠から道書百種を精選し、若干の類に分けて収める。『陰符経』『清静経』『黄庭経』『参同契』『悟真篇』『坐忘論』などの経典、および養生・丹道・勧善の書を含む。丁福保はまた『仏学大辞典』『説文解字詁林』なども編んでおり、その編纂の趣旨は、廉価で読みやすい本によって道教典籍を宮観の外へ持ち出し、近代の知識層と一般読者に届けることにあった。本書は1923年に涵芬楼が『正統道蔵』を影印する前年に出版されており、当時『道蔵』がなお極めて入手困難であった状況の中で、学者と修学者に重要な手引きを提供し、民国期の道教研究の出発(陳攖寧の仙学、許地山、傅勤家の道教史著作など)を大いに後押しした。近代における道教文献普及化を代表する成果である。
中心思想
- 近代の道書選集で、百種を精選する
- 丁福保が編み、上海医学書局が刊行
- 道教典籍を近代の読者へ届けた
- 涵芬楼による道蔵影印の前年に刊行
- 民国期の道教研究の出発を後押しした
構成
百種からなり、分類して編次する。
版本
- 1922年上海医学書局本
- 浙江古籍出版社などの影印本
原文とオンライン資料
関連経典
正統道蔵, 『道蔵輯要』, 『仙学必成』(陳攖寧仙学著作)関連人物
陳攖寧, 傅勤家, 許地山参考文献
- 维基百科「丁福保」条
- 陳国符『道蔵源流考』
- 任继愈主编《道藏提要》
- 王卡《道教经史论丛》