易県龍興観道徳経幢Daodejing Stele-Pillar, Longxing Guan, Yixian
- 種類
- 碑刻
- 所在地
- 中国 · 河北 · 保定易県 · 県城友誼路、龍興観旧址
- 座標
- 39.3424, 115.4916 地図 ↗
- 創建
- 唐開元二十六年十月(738) · 経文は開元二十一年(733年)の玄宗御注本による。建立者は易州刺史田仁琬、書丹は蘇霊芝と伝えられるが確証はない
- 文化財指定
- 第四次全国重点文物保護単位(1996)河北省文物保護単位(1956)
概説
易県龍興観道徳経幢は、現存する唐代の道徳経幢のうち最も完全で最大のものである。幢身の題額には「太上玄元皇帝道徳経大唐開元神武皇帝注」とあり、唐の玄宗李隆基の御注本『道徳経』を刻し、開元二十六年十月(738年)に建立された。建立者は易州刺史田仁琬であり、書丹は蘇霊芝によると伝えられるが確証はない。この経幢の建立は、開元二十一年(733年)に玄宗が各州の大道観に石刻の『道徳経』を建てるよう詔令を下した政令に直接由来し、唐代の崇道国策の実物遺存であり、邢台道徳経幢と同じ序列に属する。幢は八角柱形で、通高約6メートル、幢身の高さ4.29メートル・径0.9メートル、幢頂には青石を用い、その他は漢白玉(大理石)で、刻字は約五千字である。清の同治年間に風雨で倒れ、修復の際に幢身の向きを誤って組み直してしまい、2001年の補強工事で修正され、あわせて元の須弥座が発見された。文化大革命中には幢身が銃撃を受けて損傷した。1956年に河北省第一次文物保護単位に指定され、1996年11月20日に第四次全国重点文物保護単位に指定された(登録番号4-194)。
見どころ
- 現存する唐代の道徳経幢のうち最も完全かつ最大のもの
- 玄宗御注本の刻文は約五千字
- 八角形の漢白玉製幢身、通高約6メートル
- 2001年に幢身の向きを修正し、元の須弥座を発見