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中岳嵩高霊廟碑Stele of the Numinous Temple of Songgao

種類
碑刻
所在地
中国 · 河南 · 鄭州登封 · 嵩山太室山東麓の中岳廟内、峻極門前東側の碑亭
座標
34.4605, 113.0677 地図
流派
北天師道
創建
北魏太安二年(456)説あり。別説に太延年間(435―440) · 寇謙之が撰した、あるいは撰書したと伝えられるが、学界の議論は大きく、碑上には書人の姓名がない。孫星衍・康有為は寇謙之の書とするが、欧陽輔・邵茗生はこれに反駁する
文化財指定
第五批全国重点文物保護単位(2001、中岳廟)世界文化遺産「登封天地之中歴史建築群」(2010)

概説

『中岳嵩高霊廟之碑』は略して『嵩高霊廟碑』『寇君碑』とも呼ばれ、北魏の時代に建てられた。北魏の太武帝の時、寇謙之が嵩岳の新廟を改めて造ることを奏請した事跡を記しており、北魏における道教の国教化を示す直接の実物証拠であり、しばしば「中国道教立碑の祖」と称される。建碑の年代には二説あり、通説は太安二年(456年、故宮の拓本著録もこれを採る)とし、別説は太延年間(435年—440年)とするが、両説を併記すべきである。撰書者についても議論がある。孫星衍『寰宇訪碑録』は寇謙之が撰書したとし、康有為も寇謙之の書であると断じたが典拠は示していない。欧陽輔『集古求真』と邵茗生はいずれもこれに反駁しており、碑上には書人の姓名が記されていないため、「伝」「一説に」という表現をもって記すべきである。碑高約2.82メートル、幅0.99メートル、厚さ0.33メートル、碑陽は二十三行・行五十字、碑陰は七列、碑額には篆書の陽文八字が刻まれている。書体は隷書と楷書を兼ね、隷書から楷書への過渡期を示す典型的な標本であり、書道史上きわめて高い地位を占める。現存最古の拓本は明代拓の重墨本(陳叔通旧蔵)であり、現在は故宮博物院に所蔵されている。中岳廟とともに第五次全国重点文物保護単位に指定され(2001年)、2010年には世界文化遺産「登封『天地之中』歴史建築群」に登録された。

見どころ

  • 中国道教立碑の祖
  • 北魏における道教国教化の実物証拠
  • 隷書から楷書への過渡期の書体標本
  • 明代拓の重墨本が故宮博物院に所蔵

関連人物

寇謙之