趙友欽Zhao Youqin
生涯
趙友欽、号は縁督子、江西鄱陽の人(自ら宋の宗室の後裔と称した)。元代著名の科学者にして道士である。浙江龍游の鶏鳴山に隠棲し、陳致虚の師であり、北宗全真の丹法を南方に伝えた仲介者とみなされる。趙友欽の最も著名な業績は天文暦算の著作『革象新書』五巻であり、書中で日月食の原理・月相の変化・恒星の観測・円周率の計算と「小罅光景」(ピンホール結像)の実験を論じており、中国古代の光学と天文学における重要な文献である。朱熹の後学王禕によって削定され『重修革象新書』とされた。その道教著作には『仙仏同源』『金丹問難』(多くは散佚)がある。事跡は陳致虚『金丹大要』および『元史・芸文志』に見える。
業績と影響
- 『革象新書』を著し、ピンホール結像の実験を行い、科学史上の名著となった
- 丹法を陳致虚に伝え、南北宗合流の仲介となった
- 宋の宗室の後裔として隠棲修道し、元代遺民道士の代表となった
著作
- 『革象新書』
- 『仙仏同源』(佚)
- 『金丹問難』(佚)
参考文献
- 《革象新书》
- 陈致虚《金丹大要》
- 维基百科"赵友钦"条目
- 李约瑟《中国科学技术史》物理卷