張宇清Zhang Yuqing
生涯
張宇清は龍虎山第四十四代天師であり、張宇初の弟にあたる。永楽八年(1410)に教を嗣いだ。兄の未完の事業を継承して『道蔵』の編修を引き続き主宰し、また幾度も京師に召されて祈祷や設醮を行った。張宇清も経史に通じ、文臣たちと唱和することが多く、『西壁文集』を著した。宣徳二年(1427)に京師にて卒した。『道蔵』の編修は正統九年(1444)に至って刊行を完成し、これが『正統道蔵』である。その時代はまた永楽帝が武当山を大々的に造営した時期でもあり、龍虎山の正一教と武当の真武信仰はともに朝廷の崇敬を受け、正一教の地位は明前期に安定に達した。兄弟が相継いで掌教したことは、天師世家における明初の重要な時期であった。
業績と影響
- 張宇初の後を継いで『道蔵』の編修を主宰した
- 永楽・洪熙・宣徳の三朝でしばしば斎醮を行った
- 『西壁文集』を著し、文臣と唱和した
著作
- 西壁文集
参考文献
- 《明史·方伎传》
- 《汉天师世家》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷