張国祥Zhang Guoxiang
生涯
張国祥は龍虎山第五十代天師であり、隆慶・万暦年間に掌教した。万暦三十五年(1607)に神宗の命を奉じて『道蔵』の続修を行い、『万暦続道蔵』百八十巻を編み、『正統道蔵』に漏れたものおよび明代に新たに出た道書を収録し、『正統道蔵』と合わせて今日伝わる『道蔵』五千四百八十五巻となった。彼はまた『漢天師世家』続本の編纂を主宰し、『皇明恩命世録』を撰して明代歴朝が天師に与えた恩典・詔令を記録した。これは明代正一教と朝廷の関係を研究するうえで重要な文献である。1611年に卒した。彼の編纂事業によって明代道教文献は体系的に集成され、『万暦続道蔵』に収める『道法会元』以外の明代新出の経典・科儀・善書は、明代道教を研究するうえでの重要な典拠となっている。
業績と影響
- 『万暦続道蔵』を編み、明代『道蔵』全帙を完成させた
- 『皇明恩命世録』を撰し、明代道教史料を保存した
- 『漢天師世家』を続修し、天師の系譜を整理した
著作
- 万暦続道蔵(主編)
- 皇明恩命世録
- 漢天師世家(続修)
参考文献
- 《万历续道藏》
- 《汉天师世家》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
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