万暦続道蔵Supplementary Daoist Canon of the Wanli Era
- 別称
- 続道蔵
- 著者・伝授
- 張国祥
- 時代
- 明 · 明の万暦三十五年(1607年)、第五十代天師張国祥が勅を奉じて続修し、百八十巻、三十二函、千字文の番号は「杜」から「将」に至る。
- 道蔵の部類
- 続道蔵
- 収録
- 万暦続道蔵(現在は正統道蔵と合刊)
- 分類
- 道蔵叢書
- 巻数
- 百八十巻、三十二函
解題
『万暦続道蔵』は明の神宗の万暦三十五年(1607年)、第五十代天師張国祥が勅を奉じて編刊したもので、『正統道蔵』の後を続け、全百八十巻、三十二函からなり、千字文の番号は正統蔵に接続して「杜」から「将」に至る。収録されているものの多くは正統蔵に収められなかった、あるいは明代に新たに出現した著作であり、たとえば『続道蔵』中の『捜神記』(三教源流捜神大全の類)、『天皇至道太清玉冊』『漢天師世家』(増補)、『呂祖志』『許真君玉匣記』『徐仙真録』『清微仙譜』、および若干の明代の科儀・内丹・地方神祇文献などがあり、あわせて約五十余種に及ぶ。分量は正統蔵にはるかに及ばないものの、明代中後期の新しい文本を収録しているため、明代道教の実際の姿、正一天師府の活動、民間信仰の経典化を研究する上できわめて重要である。今日通行する『道蔵』はいずれも正統蔵と続道蔵を合刊したものであり、学界でいう「明『道蔵』」とはこの五千四百八十五巻の全体を指す。
中心思想
- 『正統道蔵』を継いで編纂
- 百八十巻、三十二函
- 明代の新著作五十余種を収録
- 明代道教の実際の姿を反映
- 現在は正統蔵と合刊され「明道蔵」と称される
構成
正統蔵の千字文の番号に接続し、「杜」から「将」に至る。
版本
- 明万暦刊本
- 涵芬楼影印本(正統蔵と合印)
- 各種現代影印本
注疏
- 任継愈主編『道蔵提要』
- Schipper & Verellen, The Taoist Canon
原文とオンライン資料
関連経典
正統道蔵, 『漢天師世家』, 『呂祖志』, 『清微仙譜』関連人物
張国祥, 陳国符参考文献
- 陳国符『道蔵源流考』
- Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
- 任继愈主编《道藏提要》
- 维基百科「道藏」条