張恩溥Zhang Enpu
生涯
張恩溥、龍虎山第六十三代天師、1924年に襲職した。民国期に正一教はすでに官の地位を失っていたが、彼はなお天師府を主宰し、上海正一道教総会などを興した。抗日戦争期には江西・上海を転々とし、1949年に国民政府に随って台湾へ移り、龍虎山を離れた最後の天師となった。台湾では台湾省道教会(1950年)、中華民国道教会(1966年)を創立して理事長を務め、授籙・伝度を主宰し、天師道統を台湾で存続させ、台湾道教の組織化を推進した。1969年に台北で没した。没後の天師承継をめぐる問題については台湾と大陸とでそれぞれ異なる説があり、張源先・張道楨(台湾)と大陸側の天師世家の後裔とが並存する状況となっている。
業績と影響
- 台湾移転前における最後の龍虎山天師である
- 台湾で道教会を創立し、正一の授籙と天師の伝承を存続させた
- 民国期に上海正一道教総会を創設し、正一教の組織を維持した
参考文献
- 《汉天师世家》续补
- 台湾中华民国道教会资料
- 维基百科"张恩溥"条目