臧矜Zang Jin
生涯
臧矜は南朝陳の道士で、上清派第十代宗師王遠知の師である(一説には王遠知と共に陶弘景の再伝弟子であるともいう)。『旧唐書・王遠知伝』には、王遠知が「弱冠にして宗道先生臧矜に師事」し道法を受けたと記される。臧矜は『老子』学に精通し、『道徳経疏』を撰した。唐代の重玄学者の多くがその説を引用しており、成玄英・李栄らの老子学もその影響を受けている。陳隋の際に南朝の玄義から唐代の重玄学への過渡を担った重要な人物とみなされている。その生没・事跡に関する史料は極めて少ない。王遠知は陳・隋・唐の三朝を経てその地位は高く、臧矜はその師として唐代茅山宗の伝承の叙述の中でも重要な一環として遡及されるが、彼自身の経法の内容についてはすでに詳しく考証することが難しい。
業績と影響
- 王遠知に伝法し、上清派の継承において前後をつなぐ役割を果たした
- 『老子』注疏は唐代重玄学の先駆となった
著作
- 『道徳経疏』(佚)
参考文献
- 《旧唐书·王远知传》
- 《茅山志》
- 卿希泰主编《中国道教史》第二卷