王延Wang Yan
生涯
王延は字を子元といい、北周から隋にかけて活躍した楼観道の著名な道士である。西魏の大統三年(537)に入道し、楼観の陳宝熾に師事し、李順興と親交を結んだ。後に華山雲台観に至り焦曠に師事し、三洞秘訣真経を得た。北周の武帝はその名を聞いて京師に召し、後にまた華山雲台観に還り住むよう命じ、詔して同観を増修させた。建徳三年(574)、武帝が仏道二教を廃した後に通道観を建てると、王延に命じて三洞経図八十余巻を校讎させ、また『三洞珠嚢』七巻(唐の王懸河の編んだ同名書とは別)を撰して通道観に奏上・収蔵させた。これは北朝道経整理における重要な成果である。隋の文帝の時代には勅により京師玄都観に住し、仁寿四年(604)に没した。王延は楼観道の経典整備と北朝道教の官による整理事業に重要な貢献をなした。
業績と影響
- 北周通道観のために三洞経図を校訂し、『三洞珠嚢』七巻を撰した
- 楼観道における北周・隋期の中心人物
著作
- 『三洞珠嚢』(七巻、佚)
参考文献
- 《终南山说经台历代真仙碑记》
- 《隋书·经籍志》(相关)
- 百度百科:楼观道
- 卿希泰主编《中国道教史》第一卷