王文卿Wang Wenqing
- 字・道号
- 予道, 述道, 冲和子, 冲虚妙道先生, 侍宸, 王侍宸
- 時代
- 北宋・南宋
- 生没年
- 1093 — 1153
- 流派
- 神霄派
- 役割
- 神霄派の宗師雷法大師
- 出身地
- 建昌南豊(今の江西省南豊)
生涯
王文卿、字は予道(一に述道に作る)、号は冲和子。北宋末から南宋初にかけての神霄派雷法の宗師であり、世に「王侍宸」と称された。その伝記によれば、彼は各地を遊歴し、宣和初年に揚州において汪君(一説に火師汪真君)に遇い、飛神謁帝の道と雷法を授かり、のちに清真洞天において火師に遇い雷書を授かったという。宣和四年(1122)、徽宗に召見されて「冲虚妙道先生」の号を賜り、官は太素大夫、凝神殿侍宸に至った。林霊素とともに神霄派の最も重要な人物である。靖康の変後は江西に隠居し、高宗にもかつて召見された。紹興二十三年(1153)に没した。彼は神霄雷法の理論を体系的に闡発し、「我が精をもって天地の精に合し、我が神をもって天地の神に合す」ことを主張し、内煉を体、符法を用とし、内丹と雷法を結合させた。宋元の雷法諸派(神霄、清微、天心)に共通する理論的源流である。『冲虚通妙侍宸王先生家話』『雷説』『玄珠歌』『王侍宸祈祷八段錦』などを著し、『道法会元』に収められている。弟子は甚だ多く、五雷法はこれによって流伝した。
業績と影響
- 内丹を体、符籙を用とする神霄雷法の理論を確立した
- 『雷説』『玄珠歌』などは雷法の核心文献となった
- 神霄派を南宋以後も継続して伝承させた
著作
- 『冲虚通妙侍宸王先生家話』
- 雷説
- 『玄珠歌』
- 『王侍宸祈祷八段錦』
- 『上清雷霆火車五雷大法』(題名)
伝説
揚州において火師に遇い雷法を授かったとされ、雲を興し雨を致し、雷を駆り電を役するを能くしたと伝えられるが、これらは伝説に属する。
参考文献
- 《道法会元》所收王文卿诸篇
- 赵道一《历世真仙体道通鉴》
- 维基百科:王文卿
- 卿希泰主编《中国道教史》第二、三卷