王玠Wang Jie
生涯
王玠、字は道淵、号は混然子、江西南昌の人。元末明初の内丹家であり、生没年は不詳。かつて全真の道士を師とし、あわせて南宗を学んだ。その著述は明快平易であることで知られ、内丹修煉の次第と実践を重視し、李道純・陳致虚の系統に近い。著書『還真集』三巻は性命双修の趣旨を敷衍し、図解を付す。また『崔公入薬鏡注解』『青天歌注釈』『陰符経夾頌解注』『道徳真経集義』などがあり、明の『正統道蔵』に多く収録されている。その『入薬鏡』の注解は後世最も広く流布した注本である。その注解は図式と口訣の組み合わせを重視しており、元明の際に内丹学が理論構築から普及教学へと転じる趨勢を反映しており、明清の丹経注釈の体例に一定の影響を与えた。
業績と影響
- 『入薬鏡』『青天歌』に注し、丹道経典を普及させた
- 『還真集』を著し、図解によって内丹の次第を説いた
- 『清静経』『道徳経』に注し、全真経学を広げた
著作
- 『還真集』
- 『崔公入薬鏡注解』
- 『青天歌注釈』
- 『陰符経夾頌解注』
- 『道徳真経集義』
- 『太上老君説常清静経注』
参考文献
- 《道藏》所收王玠诸注
- 任继愈主编《道藏提要》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷