金允中Jin Yunzhong
- 時代
- 南宋
- 生没年
- ? — ?
- 流派
- 霊宝派
- 役割
- 科儀大師編纂者
- 出身地
- 不詳(一説に温州)
生涯
金允中は南宋の霊宝派道士で、生没年不詳、おおむね十三世紀前半に活動した(その著書の自序には嘉定十六年、すなわち 1223 年の年紀がある)。著した『上清霊宝大法』四十五巻は、南宋霊宝科儀のもう一つの大きな総まとめである。金允中は霊宝の古法を厳守すべきことを主張し、斎醮と内丹・雷法とを過度に混淆することに反対し、書中でしばしば当時の東華派や天心・神霄の諸法が「雑糅する」ことを批判し、霊宝正法と新出の符法とを区別することに力を尽くした。斎儀の手順、経籙の品秩、道士の品位、壇場の規制などについて詳細な考訂を行い、宋以前の科儀文献と自身の按語を大量に保存しており、宋代の科儀の源流を研究する上で最も重要な資料の一つである。
業績と影響
- 四十五巻本『上清霊宝大法』を編み、南宋霊宝科儀の保守派の立場を代表した
- 経籙の法位・壇場の制度を考訂し、科儀史のために重要な資料を残した
- 諸派の雑糅を批判し、霊宝正法の境界を明確にした
著作
- 『上清霊宝大法』(四十五巻本)
参考文献
- 《道藏》所收金允中《上清灵宝大法》
- 任继愈主编《道藏提要》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷