陳銘珪Chen Minggui
生涯
陳銘珪は、字を友珊といい、広東東莞の人で、清代の挙人であり、文人であるとともに道士でもあった。晩年は羅浮山酥醪観を主宰した。彼が著した『長春道教源流』八巻(光緒五年、1879年序)は、全真教および龍門派の歴史を体系的に考証した最初の専著であり、碑銘、方志、『道蔵』の文献を広く採用し、王重陽、七真および歴代の伝承を考証するとともに、伝説と史実を弁別しており、陳垣ら後の学者からは全真史研究の先駆と見なされた。ほかに『浮山志』『羅浮指南』などを著した。陳銘珪は清末の士人が史学の角度から道教を研究する端緒を代表する人物である。その書は碑伝と地方志を併せて採用し、丘処機の西行や龍門伝戒などの事跡を考証しており、清末民初における全真教研究が、教内の叙事から学術的考証へと転換する転換点と見なされている。
業績と影響
- 『長春道教源流』を著し、全真教史研究の開山の作となった
- 羅浮山の道教文献を整理
- 羅浮山酥醪観を主宰し、道士と学者の両面性を兼ね備えた
著作
- 『長春道教源流』
- 『浮山志』
- 『茘荘詩存』
参考文献
- 《长春道教源流》
- 陈垣《南宋初河北新道教考》引述
- 卿希泰主编《中国道教史》第四卷