張彦頨Zhang Yanyu
生涯
張彦頨は龍虎山第四十八代天師であり、弘治十七年(1504)に教を嗣いだ。弘治・正徳・嘉靖の三朝を歴任し、道教を崇めた嘉靖帝からたびたび京師に召されて設醮を行い、龍虎山上清宮などが勅により建立され、正一教は嘉靖朝において再び尊崇を得た。張彦頨は邵元節とともに嘉靖前期における道教の朝廷代表であったが、その地位は邵元節・陶仲文ほどの権勢には及ばなかった。1550年に卒し、子の張永緒に伝えた。在任中、龍虎山上清宮・大真人府の増修を奏請し、天師世系の文書を整理した。その後継者である張永緒・張国祥は、明後期における正一天師の地位を引き続き維持した。この時代はまた龍虎山における法籙伝授の制度化が進んだ段階でもあった。
業績と影響
- 嘉靖朝の龍虎山天師として、正一教と朝廷の関係を維持した
- 龍虎山の宮観の修繕を主宰した
- 天師世系の文書を整理し、張国祥による『漢天師世家』続修への道を開いた
参考文献
- 《明史·方伎传》
- 《汉天师世家》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷