張継宗Zhang Jizong
生涯
張継宗、龍虎山第五十四代天師。康熙十七年(1678)に教を襲い、清初の正一天師の中でも比較的康熙帝の礼遇を受けた人物である。たびたび勅命により入京して祈祷・設醮を行い、康熙帝はかつて御書・御馬を賜り、光禄大夫を加授して、清初における正一天師の地位を一時高めた。康熙五十四年(1715)に没した。その後天師の職権は乾隆年間に五品に降格され、正一教の地位は次第に衰えた。張継宗には『崆峒問答』が伝わり、問答体をもって道教の教義と修持の要点を闡述しており、清代正一道教義の簡明な綱要である。彼の在任中、龍虎山上清宮と大真人府はたびたび修繕を受け、天師の家系は清初になおかなりの規模の宮観財産と地方における影響力を保持していた。
業績と影響
- 清初の正一天師として、康熙朝廷との関係を維持した
- 『崆峒問答』を撰し、正一の教義を簡潔に述べた
- 龍虎山の宮観を修繕し、天師府の規模を維持した
著作
- 『崆峒問答』
参考文献
- 《清史稿》
- 《汉天师世家》
- 卿希泰主编《中国道教史》第四卷