文子Wenzi
- 字・道号
- 計然(一説), 通玄真人
- 時代
- 戦国
- 生没年
- ? — ?
- 役割
- 道家思想家
- 出身地
- 不詳
生涯
文子、老子の弟子と伝えられる戦国道家の人物で、その生涯は考証が難しい。『漢書・芸文志』は『文子』九篇を著録し、班固は自注で「老子の弟子、孔子と並時」とする。一説には文子はすなわち范蠡の師である計然であるという。現行本『文子』十二篇は内容の多くが『淮南子』と重なり、長らく偽書とみなされてきた。1973年、河北定県八角廊の漢墓から竹簡『文子』が出土し、この書に確かに先秦あるいは漢初の古本があったことが証明されたが、現行本はすでに後人による改竄・増補を経ている。その思想は道を本としつつ仁義礼法を兼ね融合し、黄老道家に属する。唐の天宝元年(742年)、文子は「通玄真人」に封ぜられ、『文子』は『通玄真経』と尊ばれ、『道徳経』『南華真経』『沖虚真経』と並び称された。
業績と影響
- 『文子』は初期黄老道家の重要文献である
- 通玄真人に封ぜられ、『文子』は道教四子真経に列せられた
著作
参考文献
- 《汉书·艺文志》
- 维基百科:文子
- 定县汉墓竹简《文子》整理报告(《文物》1995 年第 12 期)