唐高宗Emperor Gaozong of Tang
生涯
唐の高宗李治は唐太宗の第九子で、649年から683年にかけて在位した。李唐は老子を祖と仰ぎ、高宗は崇道政策をさらに推し進めた。乾封元年(666)、泰山で封禅を行った後、みずから亳州の老君廟に至り、老子を「太上玄元皇帝」に追封した。これは老子が帝号を得た始まりである。上元元年(674)には王公百官に『老子』を学ばせ、科挙にも『老子』の試験を加えた。儀鳳三年(678)には『道徳経』を上経とする詔を発し、貢挙人はみな兼ねてこれに通じることを求めた。彼はまた潘師正・葉法善・王遠知(追贈)ら道士をたびたび召見し、尹文操に道経目録の編修を命じ、楼観の宗聖観・嵩山の崇唐観・奉天宮などの建立を勅命し、仏道の順序については「道先仏後」を定めた。高宗期の諸施策は、玄宗朝における道教の国教化のための制度的基礎を築いた。
業績と影響
- 老子を太上玄元皇帝に追封し、老子の帝王神格を確立した
- 百官に『老子』を学ばせ科挙に組み入れ、道教経典の官学化を推し進めた
- 潘師正ら上清派の道士を礼遇し、道観を興した
参考文献
- 《旧唐书·高宗纪》
- 《新唐书·高宗纪》
- 维基百科:唐高宗
- 卿希泰主编《中国道教史》第二卷