明の世宗朱厚熜Jiajing Emperor (Zhu Houcong)
- 字・道号
- 嘉靖帝, 朱厚熜, 霊霄上清統雷元陽妙一飛玄真君(自ら封じた号)
- 時代
- 明
- 生没年
- 1507 — 1567
- 役割
- 帝王崇道帝王
- 出身地
- 安陸(今の湖北鍾祥)
生涯
朱厚熜、明の第十一代皇帝、年号嘉靖、在位四十五年、明代において最も道教を篤く崇めた君主である。即位後は道教を篤信し、邵元節・陶仲文を相次いで寵任し、斎醮を盛んに行い、大臣に「青詞」を作らせたことから「青詞宰相」という語も生まれた。自ら「霊霄上清統雷元陽妙一飛玄真君」などの道号を名乗り、丹薬を服用し、晩年の二十余年は朝政を執らずに西苑に住んで修玄に耽った。彼は多くの道士を真人に勅封して一品の秩を賜い、仏教を禁じて道教を崇め、真武・玉皇などの神号を加封し、龍虎山・武当山などの宮観の重修を命じ、あわせて道書の編刻を行った。嘉靖帝の崇道は明代の政治と社会に深い影響を及ぼし、史家からは明中期の政治腐敗の重要な要因の一つとみなされており、また道教が明代の政治において最後の高揚を見た時期でもある。1567年、丹薬の服用がもとで死去した。
業績と影響
- 皇権をもって道教を極度に崇奉し、斎醮と青詞が一時を極めた
- 邵元節・陶仲文を寵信し、道士の政治的地位を高めた
- 龍虎山・武当山の宮観修建と道教の神号加封を推進した
参考文献
- 《明史·世宗本纪》
- 《明史·佞幸传》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
- 维基百科"明世宗"条目