路時中Lu Shizhong
- 字・道号
- 字は当可, 号は無上真人、玉堂真人
- 時代
- 北宋末—南宋初
- 生没年
- ? — ?
- 流派
- 天心正法派
- 役割
- 道法宗師天心正法の伝人
- 出身地
- 不詳(一説に徐州)
生涯
路時中、字は当可。北宋末から南宋初にかけての天心正法系統の重要な伝人で、生没年不詳、おおむね十二世紀前半に活動した。彼が伝えた『無上玄元三天玉堂大法』三十巻は、みずから「玉堂真人」および北極駆邪院の法を得たと称し、饒洞天以来の天心正法を拡充して「玉堂大法」の一系を形成したもので、内容には考召・治病・駆邪・煉度などが含まれ、内煉と存神を行法の根本とすることを明確にした。路時中の著作は、南宋の新道法に広く見られる「内煉をもって外法を行う」という傾向を反映しており、神霄・清微の諸派としばしば交渉があった。ほかに『無上三天玉堂正宗高奔内景玉書』も伝えている。
業績と影響
- 天心正法を拡充し、「玉堂大法」を創始した
- 内煉・存神の体系を駆邪考召の法に組み入れた
- 『高奔内景玉書』を伝え、宋代の存神法を保存した
著作
- 『無上玄元三天玉堂大法』
- 『無上三天玉堂正宗高奔内景玉書』
伝説
みずから神人「玉堂真人」より法を授かったと称するが、これは道法の伝説に属する。
参考文献
- 《道藏》所收《无上玄元三天玉堂大法》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
- Livia Kohn ed., Daoism Handbook, ch. Song Rites