劉徳仁Liu Deren
- 字・道号
- 号は無憂子, 東岳真人(金より賜る), 無憂普済開微洞明真君(元より封ぜられる)
- 時代
- 金
- 生没年
- 1122 — 1180
- 流派
- 真大道
- 役割
- 創教者真大道祖師
- 出身地
- 滄州楽陵(現在の山東省楽陵)
生涯
劉徳仁、滄州楽陵の人で、金代真大道(初めは「大道教」と称した)の創立者。伝えるところでは皇統二年(1142)、白髭の老翁(後世には老子の化身とされる)に遇って『道徳経』の要旨を授かり、ついに教を立てたという。「物を視ること己のごとくし、戕害凶悪の心を萌すなかれ」「君に忠、親に孝、人に誠」「力耕して食し、人に乞わず」など九条を教規とし、自食其力を主張して符籙・煉養を事とせず、飛昇化煉を語らず、召神劾鬼・祈禳を末務として、倫理と勤労を重んじる、金元の新道教のうちもっとも実践倫理を重んじる一派であった。金の世宗は大定七年(1167)に燕京に召し、「東岳真人」の号を賜った。劉徳仁は1180年に卒し、その教は河北・山東に広まり、元代には南北二支に分かれ、元中期以降しだいに衰えた。
業績と影響
- 真大道を創立し、倫理と勤労を本とする九条の教規を確立した
- 符籙・煉養を重んじず、人倫実践を重んじる道教の新たな道を開いた
- 金の世宗の礼遇を得て、真大道が官の承認を得ることとなった
伝説
「老翁に遇い道を授かる」という説は元代の碑記に見えるが、伝説に属する。
参考文献
- 《元史·释老传》
- 陈垣《南宋初河北新道教考》
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
- 维基百科"真大道"条目