何真公He Zhengong
- 字・道号
- 何守澄(一説)
- 時代
- 南宋
- 生没年
- ? — ?
- 流派
- 浄明道
- 役割
- 浄明道の先駆道法家
- 出身地
- 不詳
- 活動地
- 西山万寿宮(玉隆万寿宮), 西山万寿宮(玉隆万寿宮)
生涯
何真公は南宋初期、西山玉隆万寿宮の道士で、浄明道の先駆的人物である。諱と生没年は不詳。『浄明忠孝全書』などの記載によれば、南宋建炎二年(1128)、金軍が南下した際、何真公は西山で許遜の降臨を祈り、みずから許遜より『飛仙度人経』『浄明忠孝大法』を授けられたと称して「浄明大法」を立てて世に伝え、「忠孝」と「浄明」を宗旨とし、あわせて斎醮符籙を行い、「浄明道」の始祖と称された。この系統は南宋において一時盛んであったがのちに衰え、元初に劉玉が改めて整頓し、成熟した浄明道が形成された。何真公の活動は、許遜崇拝が地方信仰から教派化へと転じる過程を反映している。
業績と影響
- 「浄明忠孝」の名を初めて唱え、浄明道の基礎を築いた
- 許遜崇拝の教派化を推し進めた
- 斎醮符籙と忠孝倫理とを結びつけ、劉玉による浄明道再建の基礎を提供した
著作
- 『浄明大法』(伝と題す)
伝説
みずから許遜の降授経法を受けたと称するのは伝説に属する。
参考文献
- 《净明忠孝全书》(道藏)
- 卿希泰主编《中国道教史》第三卷
- 任継愈主編『中国道教史』