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天仙大戒Great Precepts of Celestial Immortality

別称
三壇円満天仙大戒, 天仙戒, 『碧苑壇経』(付)
著者・伝授
王常月
時代
清 · 王常月が清初(1656 年以後)に定めた、三壇大戒のうち最も高い一壇。
道蔵の部類
蔵外
収録
蔵外(『道蔵輯要』『蔵外道書』収)
分類
戒律
巻数
一巻

解題

『天仙大戒』は全真三壇大戒の第三壇にあたり、「三壇円満天仙大戒」とも称する。この戒を受ける者を「天仙戒子」と称し、すでに初真・中極の二戒を受けていなければならない。戒本の内容は条文を列挙することを主とせず、「十善」「十悪」「智慧十戒」を綱とし、心性における「無相戒」を重んじる。すなわち一切の善念はみな戒であり、一切の悪念はみな犯であるとし、「戒は外にあらず、心にあり」を強調し、王常月『龍門心法』が唱える戒をもって心を摂め明心見性するという説と表裏をなす。三壇大戒の制度は清代全真教に「戒律を中心とする」教団文化を形成させ、以後の各大叢林の伝戒はみなこの三壇に依り、当代中国道教協会が伝戒を回復するに至るまでその名目を沿用している。

中心思想

  • 三壇大戒の円満なる戒
  • 無相の心戒、戒は心にあり
  • 十善十悪と智慧十戒
  • 清代以来の伝戒制度の核心

構成

一巻、戒文と説法からなる。

版本

  • 『道蔵輯要』本
  • 『蔵外道書』第 12 冊

原文とオンライン資料

関連経典

初真戒律, 中極戒, 『龍門心法』

関連人物

王常月
参考文献
  1. Monica Esposito, Creative Daoism, 2013
  2. 闵智亭《道教仪范》