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太上老君養生訣Lord Lao's Instructions on Nourishing Life

別称
老君養生訣
著者・伝授
太上老君仮託, 内容は華佗伝授を仮託
時代
六朝—唐 · 撰者不詳、太上老君の名に仮託し、内容の多くは華佗の伝えたとされる五禽戯に仮託する。六朝から唐の頃の成立とされ、一巻。
道蔵の部類
洞神部方法類
収録
正統道蔵 洞神部方法類
分類
医薬養生
巻数
一巻

解題

『太上老君養生訣』一巻は、篇幅は短小でありながら内容は集中しており、まず養生の総原則を述べて「体は常に労するを欲し、食は常に少なきを欲す。労は過極なる無く、少は過虚なる無し」と説き、続いて華佗の名に仮託して五禽戯——虎戯、鹿戯、熊戯、猿戯、鳥戯の具体的な動作と効能を詳しく記し、「腰体を引挽し、諸関節を動かし、以て老い難きを求む」とし、練功が「汗出でて因りて粉を上ぐるに至れば、身体軽便にして、腹中食を欲す」に至ると説く。これは五禽戯についての道蔵における比較的完備した記録の一つであり、『後漢書・華佗伝』『養性延命録』に載るものと相互に校合することができ、中国の導引健身術の源流を研究する上での中心的な資料の一つである。経中にはさらに叩歯、咽津、按摩、行気の諸法及び飲食起居の禁忌も述べられている。老君に仮託しながら実際には医家の術を記録しているのは、まさに道教養生文献の一貫したやり方を反映しており、神聖な権威によって実用の技術を装うことで、養生の法門に宗教的な正当性を得させているのである。

中心思想

  • 体は常に労し、食は常に少なきを欲す
  • 五禽戯についての比較的完備した記録の一つ
  • 叩歯・咽津・按摩・行気の諸法
  • 『後漢書・華佗伝』と相互校合可能
  • 神聖な権威で実用技術を装う

構成

一巻、総論に五禽戯及び諸法を加える。

版本

  • 正統道蔵本
  • 『中華道蔵』本

訳本

  • Livia Kohn, Chinese Healing Exercises (2008) に関連する訳介がある

原文とオンライン資料

関連経典

太清導引養生経, 養性延命録

関連人物

老子
参考文献
  1. Livia Kohn, Chinese Healing Exercises, 2008
  2. 任继愈主编《道藏提要》
  3. Schipper & Verellen, The Taoist Canon, 2004
  4. 《后汉书·方术列传·华佗》