西岳華山廟碑Stele of the Western Peak Huashan Temple
- 種類
- 碑刻
- 所在地
- 中国 · 陝西 · 渭南華陰 · もとは華陰の西岳廟に建てられていた。原石はすでに失われ、現在は拓本四種が伝存する
- 創建
- 後漢延熹八年(165) · 原石は明の嘉靖三十四年、関中大地震(1555年末/1556年初頭)で失われた。撰書者は未詳であり、漢碑の多くは署名を欠く
概説
『西岳華山廟碑』は後漢延熹八年(165)に刻まれた隷書碑で、もとは陝西省華陰の西岳廟に建てられ、西岳への祭祀の事を記しており、「漢隷第一品」と称され、隷書発展史上において崇高な地位を占める。原石は明の嘉靖三十四年、関中(華県)大地震(西暦1555年末から1556年初頭にかけて。一部の資料は1552年とするが年号と合わないため、年号を基準とすべきである)で失われた。碑が失われた後は拓本によってのみ伝えられ、現存するものは長垣本、華陰本(関中本)、四明本、順徳本(小玲瓏山館本)の四種である。このうち四明本は全幅を通した完全な拓本であり、碑の全貌をうかがうことができる。華陰本は濃墨精拓であり、拓製の時期はおおよそ宋元の間で、第一行から第十七行まで百字余りが損なわれている。故宮博物院の展覧報道によれば、華陰本と四明本は現在故宮博物院に所蔵されており、長垣本は現在日本に存在するが、具体的な所蔵機関は未詳である。順徳本は現存最古の拓片とされるが、所蔵地は明確な記載が見当たらない。撰書者は未詳であり、漢碑の多くは署名を欠く。原碑はすでに失われ、全国重点文物保護単位の指定番号はなく、拓本は各館の所蔵文物に属する。
見どころ
- 「漢隷第一品」
- 原石は明の嘉靖年間、関中大地震で失われた
- 長垣本、華陰本、四明本、順徳本の四本が伝存する
- 華陰本と四明本は故宮博物院に所蔵
参考文献