スラバヤ福徳軒(洪天軒)Klenteng Hong Tiek Hian, Surabaya
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- インドネシア · 東ジャワ州 · スラバヤ(Surabaya) · Jalan Dukuh No.2, Nyamplungan, Pabean Cantian, Surabaya
- 創建
- 年代には異説がある · 廟の由緒書や地方志は元代モンゴルのジャワ遠征軍(1293年)の時期の創建とするが、この説は信頼しうる考古学的・文献的裏づけを欠き、現存する建物の年代ははるかに新しい
- 文化財指定
- スラバヤ市文化遺産(Cagar Budaya)登録wayang potehi はインドネシア国家無形文化遺産に登録
概説
洪天軒(Hong Tiek Hian)は泗水(スラバヤ)最古の華人廟であり、唐人街(チャイナタウン)内に位置する。廟の由緒書や地方志は1293年のモンゴル・元によるジャワ遠征軍の駐留時期にまで遡るとするが、この説は広く流布しているものの、信頼しうる考古学的・文献的裏づけを欠き、現存する建物の年代ははるかに新しいため、学術的には保留すべきである。廟は観音を主祀とし、天上聖母・関帝・福徳正神など仏道の諸神を併せ祀る、典型的な三教廟である。この廟で最も著名なのは、常年上演される人形劇「ワヤン・ポテヒ(wayang potehi)」であり、閩南の布袋戯がジャワに伝わって現地化した形態で、インドネシア語あるいはジャワ語によって中国の章回小説を演じる。インドネシアの国家級無形文化遺産の一項目であり、スハルト政権期に一時失伝の危機に瀕したが、2000年以降復興した。廟は現在インドネシアの法律により三教廟体系に登録されている。
見どころ
- 泗水最古の華人廟
- 1293年元軍駐留説は広く流布するが裏づけを欠き、保留すべき
- 主祀神は観音、天上聖母・関帝・福徳正神を併せ祀る
- 常年ワヤン・ポテヒ人形劇を上演、インドネシア無形文化遺産の一項目
- 閩南布袋戯がジャワで現地化した形態