ソウル東廟(東関王廟)Dongmyo (Eastern Guan Yu Shrine), Seoul
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- 韓国 · ソウル特別市 · 鍾路区 · 敷地面積は約9,315平方メートルで、土石の塀に囲まれる
- 座標
- 37.5731, 127.0182 地図 ↗
- 創建
- 1599年着工、1601年竣工 · 万暦帝が資金を出し御筆の扁額を賜った。もとは東・西・南・北の四廟が建てられたが、今日では東廟のみが現存する
- 文化財指定
- 韓国宝物
概説
東関王廟(略称東廟)は1599年に着工し1601年に竣工したもので、関羽(「関王」と称される)を主祀し、壬辰倭乱ののち明朝が朝鮮に影響を及ぼした産物である。万暦帝が資金を出し御筆の扁額を賜り、明軍の将領もその事業を推進した。当時、朝鮮の官員は関羽を祭祀することに多く難色を示していたが、明朝の要求を拒むことは難しく、この廟は東アジアにおける政治と信仰の交渉を示す実物の証となった。もとは東廟・西廟・南廟・北廟の数カ所が建てられたが、今日では東廟のみが残っている。英祖朝(1724年—1776年)にはその地位が上昇し、清朝に対抗して「思明」の認同を表明する国家儀礼の場となった。廟の敷地面積はおよそ9,300余平方メートルで、土石の塀に囲まれ、殿内には木彫りの関羽神像が安置されており、その形制は中国の伝統に従っている。現在は韓国の宝物に指定されている。性質としては国家祭祀施設であり、道教教団ではない。
見どころ
- 万暦帝が資金を出し扁額を賜った
- 壬辰倭乱後の明朝の影響による産物
- 英祖朝における「思明」の国家儀礼
- 四廟のうち唯一現存するもの