ラヴェンズウッド華人廟宇遺跡Ravenswood Chinese Temple Site
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- オーストラリア · クイーンズランド州 · ラヴェンズウッド(Ravenswood) · 北部クイーンズランド、ラヴェンズウッド旧金鉱町
- 創建
- 十九世紀後期 · 建築はすでに久しく消失しており、遺跡には考古学的価値がある。二基の「豚焼き炉」遺構が現存する
概説
ラヴェンズウッドは北部クイーンズランドの十九世紀後期における金鉱および選鉱の町であり、華人の鉱夫と菜園農家がここに集住し廟を建てた。廟の建築はすでに久しく消失しており、ここが遺跡であって現存する宮観ではないことを明確に説明すべきである。しかし敷地そのものは依然として重要な考古学的価値を有しており、地表には今なお二基の「豚焼き炉」が識別できる——この種の石造りの炉は神誕や祭祀の際に豚を丸焼きにするために用いられ、華人廟の祭儀に不可欠な付帯設備であるが、オーストラリアに残存する例はきわめて少なく、クロイドン遺跡の同種の遺構と並んで、オーストラリア華人の祭祀実践を示す実物証拠を構成している。ラヴェンズウッドとクロイドンの両遺跡は後世の建設による重なりを経ていないため、オーストラリアの地域華人廟の配置と祭祀行為を研究する上で代替のきかない資源とみなされている。
見どころ
- 北部クイーンズランド金鉱町の華人廟遺跡
- 二基の「豚焼き炉」の祭祀遺構が現存
- 後世の重複建設を経ておらず、考古学的価値が高い
- 建築はすでに完全に消失