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マリスヴィル北渓廟(列聖宮)Bok Kai Temple, Marysville

種類
海外道観
所在地
米国 · カリフォルニア州 · マリスヴィル · D街とFirst街の角、ユーバ川とフェザー川の合流点の堤防のそば。
座標
39.13499, -121.58695 地図
創建
1880 · 1880年3月21日に落成し、1850年代に付近に建てられた旧廟に代わった。地域社会による資金集めの工事は1866年に始まった。
文化財指定
米国国家史跡登録 NRHP #75000498(1975年5月21日)カリフォルニア州史跡 California Historical Landmark #889

概説

北渓廟はアメリカに現存する唯一の「創建地から移転せず、19世紀に建てられ、現在も使用され続けている」華人廟である。北帝(北極玄天上帝、広東語音でBok Eye)を主祀し、治水と洪水防止を司るが、これは北米の華人廟としてはきわめて稀な例である——マリスヴィルはユーバ川とフェザー川が合流する氾濫原に位置しており、水神信仰には現実的な根拠がある。建廟したのは珠江デルタ一帯出身のゴールドラッシュ移民であり、廟額と儀礼銘文に記された正式な廟名は実は「列聖宮」で、多神廟に属し、北帝のほかに天后・関帝・華佗なども祀っており、全真や正一の教団ではなく華人民間信仰に属する。廟の躯体は煉瓦木造で、外壁には19世紀の彩色壁画と書が保存されており、アメリカ国内において建築と絵画が結びついた孤例と評価されている。毎年旧暦二月二日には「炮期」(ボム・デー)と呼ばれる花火玉の争奪行事が行われ、これは1873年にまで遡ることができ、全米で唯一現在まで続く花火玉争奪の習俗である。現在はマリスヴィル華人コミュニティが管理し、日常はガイドツアーと年中行事を中心に運営されている。

見どころ

  • アメリカ唯一の原地存続19世紀華人廟
  • 北帝を主祀し、西半球で唯一中国の水神を奉祀する廟
  • 外壁に19世紀の彩色壁画と書を残す
  • 正式廟名は「列聖宮」、多神民間信仰の廟に属す
  • 花火玉争奪「炮期」の習俗は1873年に遡る