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ラセム義勇廟Klenteng Gie Yong Bio, Lasem

種類
海外道観
所在地
インドネシア · 中部ジャワ州 · ラセム(Lasem, Rembang) · Jalan Babagan, Lasem
創建
1780 · 1740~1743年のジャワ華人蜂起(Geger Pacinan)の戦没者を記念して建立
文化財指定
中部ジャワ州文化遺産(Cagar Budaya)登録

概説

義勇廟は1780年に建てられた、インドネシアにおいてきわめて特異な廟である。祀られるのは伝統的な神明ではなく、1740年の紅渓惨案の後に勃発したジャワ華人蜂起(Geger Pacinan、1740~1743年)における華人とジャワの連合軍の将領であり、主神は陳万(Tan Kee Wie、一に Tan Pan Ciang とも)ら抗蘭義士である。この廟は地方の歴史的人物を直接神として祀るものであり、中国の「民に功有れば則ちこれを祀る」という地方神生成の機制と一脈通じるものでありながら、植民地支配への抵抗の記憶を担っており、インドネシア華人の歴史意識を担う重要な拠りどころとなっている。廟にはこのほか関帝などの神も祀られる。建築は閩南式の合院で、規模は大きくないが保存は完全である。現在はインドネシアの法律により三教廟体系に登録されている。この廟は慈安宮と同じくラセム旧市街に位置し、両者は共にジャワ華人史を理解するための実物の脈絡を構成している。

見どころ

  • 1780年建立、1740~1743年のジャワ華人抗蘭蜂起の戦没者を記念
  • 主祀神は陳万ら抗蘭義士、地方の歴史的人物を神として祀った事例
  • 植民地抵抗の記憶を担う、インドネシア華人の歴史意識の重要な拠りどころ
  • 閩南式合院、慈安宮と同じくラセム旧市街に位置
  • 現在は三教廟体系に登録